薬剤師3年目ともなれば仕事にも慣れてきて、ゆとりを持って職場を見渡すことが出来るようになってきます。
だからこそ、人間関係・給料・休みなどの理由から転職を考える方が増えるでしょう。
薬剤師はほかの職種と比べて転職しやすい傾向なので、すんなりと転職できるかもしれません。
しかし、転職後に「想像していた職場と違った…」とギャップを感じてしまうことも少なくないのです。
そこで今回は、薬剤師3年目で転職を考える方に向けて、転職する際の注意点を紹介していきたいと思います。
薬剤師の転職理由
人それぞれ退職理由はあるかと思いますが、多くの人が大体同じ理由で退職しています。
多くの薬剤師はどんな理由で退職しているのか紹介していきたいと思います。
スキルアップの為
上記の画像ですとスキルアップが1位になっていますが、3年目の薬剤師でスキルアップを理由に辞める方は正直多くありません。
経験を積んできた30代~40代の薬剤師は、これからのキャリアパスを考えるものです。
「いずれは薬局長やエリアマネージャーなどの役職につきたい」、「資格を取得したい」といった理由から、将来のキャリアパスを見据えて転職を考える人がいます。
3年目ですと今の勤務先が1つの診療科中心で他の科目を受けていないため、もっといろいろな科目の勉強ができる薬局に転職をしたいという方や、若いうちに薬局から病院薬剤師への転職がキャリアアップと言う意味では多くなっています。
人間関係
薬剤師は医師を初め、患者対応まで大勢の人と関わりながら働き、しかも女性が多い職場です。
女性ならではの陰口や理不尽な嫌がらせなどが多く、1日を病院や薬局という限られた空間で過ごすため、面倒なことに巻き込まれても、逃げ場がない状態になってしまうのかもしれません。
若い薬剤師が辞める理由で1番多いのが人間関係なので、人間関係で迷っている方は我慢せずに転職を考える事をおすすめします。
給料が低い
新型コロナウイルスの影響でボーナスが減ったり、元から給料が低いと思ってたりとお金の問題は切っても切れない問題です。
また、人手が少ない職場では毎日当たり前のように残業をしないといけない職場も存在します。
残業代が出るならまだしもほとんどがサービス残業でストレスを感じて動き始めるのも3年目が多いので、金銭的理由は自分が行動しないと変えられないので迷わず転職するようにしましょう。
給料が高くても激務もあるし、安いけど自分の時間が多く取れるなど医療機関によって特徴は様々なので、自分の条件にピッタリの職場を探しましょう。
ライフスタイルの変化
結婚や妊娠、出産といった人生のイベントに伴って転職をする方が多いのです。
3年目だと20代前半ですが、仕事にも慣れてきて結婚をする方も増えてくる歳にもなってきます。
また、配偶者が転勤になったために居住地を変えることもありますし、結婚すると家族が増えるために引っ越しなどで仕事を続けることが難しくなる場合もあります。
妊娠や出産のために働きやすい職場に転職するパターンも多く見られます。
ライフスタイルが変わっての退職の場合は、勤務時間や通勤時間、転勤などを考えて行動するように心がけましょう。
3年目薬剤師が転職する際の注意点
自分の中の譲れない条件を明確にする
仕事を第一に考えているのか、ワークライフバランスを重視するのか。
人によって職場に求める条件は異なります。
「プライベートと両立したいから休みが取りやすい職場」
「資格を取得したいから補助制度が整っている職場」
「給料が高い職場」
「夜勤が無い職場」
など、目的に見合った職場の条件を明確化させましょう。
退職理由を明確にする
辞める本当の理由が仮に、人間関係や現在の勤務先に対する不満であったとしても、上司に退職理由を聞かれた時、それをそのままストレートに言うのはおすすめしません。
どうしても感情的な対立をひき起こし、その対立を後々までひきずりがちです。
辞めるのは、組織や人への不満からではなく、あくまで個人的な理由であることを、一貫して主張しましょう。
転職サイトを利用する
転職する際、直接病院や薬局のホームページから直接応募するパターンと転職サイトを利用しての転職があると思いますが、後者の転職サイトの利用を強くオススメします。
転職サイトを利用する場合は、インターネットで登録後、担当のアドバイザーが付き、基本的に対面でのカウンセリングを経て、求人を紹介してくれます。
直接応募するよりも時間がかかるように感じるかもしれませんが、紹介されるのは、あなたの希望条件を踏まえて厳選した求人なので満足度は高いです。。
さらに、非公開求人を保有していることも多いので、医療機関のホームページに載っていない自分ではなかなか見つけられない好条件求人に出会うこともあります。
また、応募の際も書類作成や面接のアドバイスなどをしてくれます。
初めての転職で不安な方は転職サイトの登録は必須だと考えます。
面接で前職場を悪く言わない
募集を出している企業は、自社で活躍してくれる方を採用することが目的です。
そのために意図的に話のしやすいフレンドリーな雰囲気で面接を進められる面接官の方もいらっしゃいます。
ですがあくまでそれは色々と話をさせることにより活躍ができる人なのかを見極めるために行っていることです。
フレンドリーな雰囲気に流されて、前職の悪口を言ってしまうと愚痴を平気で言ってしまう人間と判断されて不採用になりやすくなるので言いたい気持ちはあるかと思いますがグッと堪えましょう。
3年目薬剤師が転職するメリット
視野が広がる
薬剤師3年目での転職は、1年目や2年目で転職するのと比べて転職先の選択肢が広がります。
3年目はある程度、基本的なや技術を身に着けています。
そうすると薬局から病院、病院から薬局でも働けるようになるので、いろんな転職先を視野にいれることができます。
興味のある分野の職場や挑戦してみたい分野の求人を探してみるといいかもしれません
転職して新しい環境に身を置くことで、より多くのことを吸収し成長できるでしょう。
社会人の基礎を身につけていると認識される
社会人3年目というのは、育成前提で最低限のマナーを抑えている層として見られています。
そのため、今後の伸びしろを含めてアピールする必要があり、素直さを持ち合わせておくことが重要になります。
社会人として基礎は身に着けており、尚且つ考えに頑固になっていない年ごろなので素直さをアピールすれば採用されやすくなります。
退職金が出る
勤めている企業によって異なりますが、入社3年が経たなければ退職金が支払われないことが多くあります。
せっかく働いて、毎月の給料から退職金は天引きされていないのに貰えないのは悔しいですよね?
貰える額は少ないかもしれませんが0よりかはマシです。
退職金が何年目から支給されるのか気になる人は、自社の就業規則を確認しておきましょう。
3年目薬剤師が転職するデメリット
人間関係を1から構築
転職すると人間関係がリセットされるので、また1から関係を築きあげていかなくてはなりません。
人間関係はストレスの原因第1位なので、結構気を遣う部分になります。
コミュニケーション能力に自信があっても、職場の雰囲気に合わなかったらストレスでしかありません。
しかし、転職サイトに登録したら担当のコンサルタントが付いてくれるのですが、職場の人間関係や内部の情報など求人に載っていない情報を持っている方もいるので、気になる職場があれば気になる情報について問い合わせるのも手かもしれません。
新しい職場のルールに戸惑う
新しい職場では、今までとやり方も違うので前の病院で覚えてることが通じないときもあります。
3年も務めていると仕事が身体に染みついているので、無意識に前の職場のやり方で業務を行ってしまうこともあります。
そのギャップでストレスを感じることはありますが、それは最初だけなので慣れていけば戸惑うことなく新しい職場のやり方で業務を行えるようになります。
年収が下がる可能性がある
病院から薬局、薬局から病院など新しい環境に飛び込む目的で転職する場合は、転職先では新卒の扱いで入社することになるので、年収ダウンの可能性が高くなります。
また、待遇としては新卒同等に扱われるにもかかわらず、前職で基礎は身に着けていると判断され、新卒が受ける研修を受けないまま業務が始まってしまうので、スキルに大きなハンデができてしまいます。
先に入社した新卒1、2年目が、社歴が長いため自分より給与をもらっていることもあり得るので、年収が低いことが余計に苦しいと感じてしまうかもしれませんが長い目で見て堪えましょう。
おすすめの転職サイト
数多く存在する転職サイトですが、どこに登録すればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで、求人数と口コミから総評して3つ紹介していきたいと思います。
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まとめ
3年目薬剤師というのは転職をする側にもとっても、採用する会社側にとっても手頃な時期です。
初めての転職であまり良くわからないまま流されてしまうとこれから先の薬剤師人生に大きく関わってきてしまいます。
さらに、転職は時期による影響も大きく、転職活動を行うタイミングも大切です。
闇雲に転職活動をおこなっても、求人数が少ない時期だったりすると、納得のいく転職先が見つからずに後悔してしまうというケースも少なくありません。
自分にとって最適な転職の時期を見定めるには、専門家である転職エージェントに相談することをおすすめします。
大事な時期ですので、自分の将来のビジョンやプライベートのことをよく考えて選ぶことが大切になってきます。
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